産業・経済

更新日:2023年12月01日

今に息づくものづくりの精神

小松市は江戸時代から、前田利常公の殖産興業政策によって城下に職人たちが集まり、「ものづくり」をなりわいとして繁栄してきた歴史があります。現在では、世界的な建設機械メーカーが生まれ、その協力企業等によって機械産業を中心とした産業クラスターが形成されています。さらには高度な産業集積と技術力を活かし、日本一のシェアを誇るパーティションメーカー、世界的な電子部品メーカー、日本有数のバス製造メーカーやそれらの関連企業が立地するなど、多様な産業集積が進んでいます。
また、繊維産業についても、高機能繊維など高い技術力を有する企業が多くあり、九谷焼などの伝統産業も盛んです。

空港・高速道路・鉄道が整備された小松市は、その交通アクセスの良さと豊かな自然環境を活かした産業団地の造成や周辺のインフラの整備するほか、産業誘致・企業誘致をはじめ、サテライトオフィスの立地やスタートアップ企業の創業支援などを推進しています。

市内企業の新事業チャレンジやBCP対策・DXなどを支援する小松市独自の「経営モデルチェンジ支援事業」や、人材育成・リスキリングなどにより、企業の持続的な成長を支援しています。

こまつの杜

小松市は、建設機械メーカー「コマツ」誕生の地です。こまつの杜は、2021年に小松駅東側のコマツ小松工場跡地に創設されました。加賀地方の里山を再現した「げんき里山」、建設機械・産業機械とその技術に触れることができる「わくわくコマツ館」のほか、世界最大級のダンプトラック930Eと油圧ショベルPC4000が日本で唯一展示されています。

930EとPC4000

恵まれた自然環境が育む農林水産業

 古くから米どころの小松市は、現在も県内有数の収穫量を誇ります。通常のコシヒカリを始め、山間地で減農薬・減化学肥料で栽培した「蛍米」や、早生の品種「ゆめみづほ」など、どれも「味・香り・粘り」の三拍子揃ったおいしさです。

 そのほか、トマトやニンジン、千石豆、大麦の収穫量も県内シェア1位を誇ります。水を一切使わず、トマトと野菜を煮込んだ「トマトカレー」や、大麦を使った甘味など、自慢の主要農産物を使った加工食品の開発・販売も進められています。

奥に緑に色づいた山がそびえ、林の前の田んぼに稲穂が金色に色づいており、田んぼの中で農作業をしている人がいる写真

農作業風景

真っ赤なトマトが7個並んでいる写真

トマト

小松市の紹介