ポッポ汽車とカラミ保存活動写真帳(2)
ポッポ汽車とカラミ保存活動写真帳とは
尾小屋鉱山資料館のウエブサイト『尾小屋鉱山資料館雑記帳』では、資料館やポッポ汽車展示館の中や周辺で起きた出来事や、館からのお知らせなどを、短い文章と原則1枚の写真でご案内しています。
一方、この『ポッポ汽車とカラミ保存活動写真帳』は、地域住民や「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」「NPO法人カラミの街保存会」の会員など、尾小屋鉄道や地域を愛しそれらを保存して行こうと活動を続けている皆さんの保存の取り組みや、汽車や鉱山電車(トロッコ)の体験乗車会などの普及活動の様子を、写真でご紹介するページです。令和2年(2020)にスタートしました。『ポッポ汽車とカラミ保存活動写真帳(2)』は令和5年(2023)の後期からの活動を紹介し、それ以前の記事は『ポッポ汽車とカラミ保存活動写真帳』でご覧になれます。
全ての活動の記録ではありませんが、尾小屋鉱山資料館の職員が可能な限り写真を撮ってアップしています。新しい記事は、ページの上に追加していきます。
5月4日、尾小屋鉱山イベントデーを開催しました
5月4日(日曜日、みどりの日)、令和6年度最初となる「尾小屋鉱山イベントデー」を開催しました。
日頃から「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の皆さんが、点検、整備、運転などを行ってくださるおかげで実施することができました。会員の皆さんは前日から線路の敷設や車両整備し、故障や事故が起こらないようにしてくれています。当日は、雲ひとつない晴天に恵まれ、全国各地から大勢の方が参加されました。
「尾小屋マインロード内トロッコ運行」は、2023年6月からスタートし、今回で5回目となりました。187名が「上部軌道」の乗車を体験されました。
ポッポ汽車展示館で行われた体験乗車会の乗車数は、キハ3が166名、鉱山電車が345名でした。
NPO法人が行った「カラミの街めぐり」の参加者は33名でした。
小松駅とイベント会場の尾小屋を結ぶ送迎バスは、九州、大阪、関東、愛知などから参加の延べ34名の利用がありました。
キハ3の試運転の様子(イベント前日)
キハ3が建屋から出て車止め前に停止している様子(イベント前日)
お昼休憩時間のキハ3と鉱山電車の様子
食事処やコンビニエンスストアが近くに無いので、お客様が快適に過ごせるようキッチンカーが来ています
お昼ご飯の頃の様子
お昼休憩の様子
大勢の人を乗せて動き出したキハ3
誘導員に従って、停止位置にゆっくり止まるところ
マインロード内でトロッコ(=「上部軌道」)を撮影する参加者
マインロード内の撮影ポイントに停まったトロッコ(=「上部軌道」)
お客様を乗せて外に向かって動き始めたキハ3
キハ3が停止するところ。何人もが運転士をのぞき込んでいます
マインロード内トロッコ運行の様子
小松駅と尾小屋のイベント会場をつなぐ送迎バス
こちらのトロッコは、木製の人車とNo.3バッテリーカー
こちらは、No.1バッテリーカーと、濃い緑色をした6、8、9号人車
キハ3とそれを撮影する人と乗客の乗った鉱山電車
鉱山電車のための線路を外して片付けている様子
外した線路を大人3人で息を合わせて運ぶ様子
掛け声に合わせて線路を運ぶ様子
線路を固定していたボルトやナットを回収している様子
乗車記念の品などを置いていたテーブルなどを片付ける様子
カラミめぐりのコースの除草作業が行われました
「尾小屋鉱山イベントデー」に行われるカラミめぐりのコースを、歩きやすく、そして見やすくするために、特定非営利法人カラミの街保存会の会員が開催日に向けて除草などの整備を行いました。
写真は、5月4日の開催に向けて行われた除草作業の様子です。
カラミめぐりのスタート地点であるポッポ汽車のまわりの除草作業の様子
除草で歩きやすくなった様子
イベント開催に向けて、車両の点検・整備などの準備が行われました
春になり、令和6年度の「尾小屋鉱山イベントデー」の開催に向けて、「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の皆さんの活動が始まりました。
4月21日(日曜日)には、ポッポ汽車展示館の車両の点検・整備・試運転や、マインロードを走行する鉱山電車のバッテリー充電などの作業が行われました。
ポッポ汽車展示館の後ろで、鉱山電車(トロッコ)の整備をする様子
キハ3の試運転の様子
部材を切る作業の様子
作業のためにキハ3の座席を上げたところ
ボルトのゆるみがないか点検する様子(きいは3の運転席)
マインロード内で充電中の鉱山電車(=トロッコ)
マインロードの鉱山電車(トロッコ)の冬支度が行われました
尾小屋鉱山資料館は、12月1日から翌年3月24日まで冬期休館となります。マインロードも出入口が封鎖となります。
2023年12月3日(日曜日)、マインロード内を走る鉱山電車(トロッコ)の冬支度が、なつかしの尾小屋鉄道を守る会の皆さんの手で行われました。
なつかしの尾小屋鉄道を守る会は、前日からポッポ汽車展示館で車両の整備を行っており、この日は鉱山電車を停めてあるマインロード出入口付近の土砂の撤去と、バッテリー充電、線路の整備、運転の練習、マインロード内への車両の移動が行われました。
土砂が流入して鉱山電車の保管場所のすぐそばに迫っているのを撤去し始めた様子
土や大き目の石を人力で退けていく作業が続きます
ずいぶんと空間が確保できました
車止めにする木の切り株を動かしている様子
見違えるほどきれいになった保管場所
鉱山電車(トロッコ)をマインロード内に移動します
走行中の異音の原因を探るため、同じ状態にしてマインロードを走る鉱山電車
鉱山電車(トロッコ)を保護するためのブルーシートを準備しているところ
息を合わせてシートを掛ける様子
鉱山電車(トロッコ)全体にシートが掛けられました
ポッポ汽車展示館に雪囲いが設置されました
令和5年(2023)12月3日、本格的な雪のシーズンを前に、ポッポ汽車展示館の車両の保護のための雪囲いを設置する作業が行われました。
冷たい雨が横殴りに降るあいにくの空模様でしたが、尾小屋町内会、「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」、北陸電力のボランティアグループの皆さんが大勢集まって、手際よく作業が進められました。急な大雪になっても、安心です。
なお、尾小屋鉱山資料館は12月1日から翌年3月24日までは冬期休館ですが、ポッポ汽車展示館は雪囲いが設置されてはいますが、いつでも自由に見学できます。
雪囲いの部材にはそれぞれ決まった位置があるので、使う場所の前にずらっと並べて作業が行われます
板や支柱を、ゆるみやずれが無いように組んでいきます
半分くらいまで終わった様子
最後の横板を入れ、支柱を固定する様子
1番上に枠の部材を取り付けています
最後の部材を取り付けています
雪囲いの設置が終わりました
雪囲い設置が終わったポッポ汽車展示館の全体像
令和5年度では最後となるマインロード内のトロッコ運行が行われました
2023年6月に始まったマインロード内トロッコ運行は、10月1日が本年最後の回となりました。
利用者数は午前午後合わせて164名でした。
令和6年度(2024)の第1回は5月4日(土曜日)を予定しています。
尾小屋マインロード内を奥(=写真の手前)に向かってトロッコが走る様子
トロッコがどんどんマインロードの奥に向かっていきます
令和5年度最後の体験乗車イベントが行われました
2023年10月1日(日曜日)、令和5年度では最後となる「キハ3と鉱山電車の公開運転と体験乗車会」が行われました。
雨だった前日に引き続き雨天になるかと心配されましたが、幸い、雨に降られることなく過ごしやすい日となり、多くの方をお迎えすることとなりました。同日は、大倉岳高原スキー場を会場に、「大倉岳高原まつり」も開催され、高原まつりに来られた方の中にもこのイベントに参加された方がたくさんいらっしゃいました。
キハ3の乗車は141名、鉱山電車の乗車は493名でした。
また、明治時代に尾小屋鉱山を開発し全国有数の鉱山に育てた経営者の横山家の子孫で16代当主の横山隆昭氏が鉱山電車に初めて乗車され、「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の皆さんの、長きにわたる保存・運転の活動について、感謝とねぎらいの気持ちを同会会長の坂井さんに伝えておられました。
10時の開始に向けて準備を進める様子
キッチンカーが定位置についたので、残りの線路を敷いていきます
第1便の送迎バスが到着しました
残りの線路を敷いている様子
人車を曳く3号機関車
オレンジ色の1号機関車に曳かれているのは、レトロな印象の木製の人車
横山家16代当主隆昭氏、なつかしの尾小屋鉄道を守る会坂井会長
坂井会長と一緒に緑色の9号車に乗り、鉱山電車の乗り心地を味わわれる横山隆昭氏
坂井会長と談笑しながら鉱山電車に乗られる横山隆昭氏
建屋の外に出ているキハ3
関連施設
基本情報
名称 |
尾小屋鉱山資料館 (石川県立尾小屋鉱山資料館、尾小屋マインロードの両方を含みます) |
住所 | 石川県小松市尾小屋町カ1-1 |
電話 | 0761-67-1122(ファクスも同じ) |
開館時間 | 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 |
水曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日祝日の場合は開館)、 12月1日から翌年3月24日(=冬期休館) |
入館料 |
一般500円、団体(20名以上)400円 高校生以下、障がい者手帳(本人と付添1名)は無料 「こまつミュージアムパス」(10日券、年間券)使えます 各種割引があります。詳しくは窓口でお尋ねください 上記入館料で、石川県立尾小屋鉱山資料館と尾小屋マインロードの両方を観覧できます |
交通 |
小松駅から車で約30分 小松空港、小松ICから車で約40分 (国道8号から東山インターチェンジで国道418号。大倉岳高原スキー場方面へ直進、スキー場の手前) 駐車場:資料館前に専用駐車場あります。大型バス駐車可能 公共交通機関:ありません |
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更新日:2024年05月10日