臼のほぞ古墳(うすのほぞこふん)
遺跡のある町
串町・額見町
おもな時代
古墳
これまでの発掘調査
特徴
月津台地の北西縁辺の柴山潟を見わたす最高所につくられた前方後円墳[ぜんぽうこうえんふん]。墳丘は全長約52m、後円部径約29mを測り、古墳の周囲に幅約7~8mほどの周溝[しゅうこう]がめぐります。古墳の大きさは小松市内で最大級の規模です。
墳丘は後円部に方形の盛土がされるなど、新しい時代に改変を受けてはいますが、全体的な形は良く残っており、月津台地の古墳群のなかでも最も良い状態で残されています。なお墳丘に葺石[ふきいし]や埴輪[はにわ]などは確認されていません。
正式な発掘調査は行われていないため、埋葬施設などは明らかではありませんが、5世紀前半~6世紀前半につくれられた古墳であると考えられています。周辺の古墳の時期から考えると、6世紀代につくられた可能性が高いかもしれません。
遺跡の今のすがた
原野(私有地)
参考になる本やサイト
- 古墳文化を学ぶ会1992「加賀・能登の古墳測量調査」『石川考古学研究会々誌』第35号
- 小松市史編集委員会2020『新修小松市史 資料編17 考古』
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埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715
関連画像

古墳の測量図(『新修小松市史 資料編17 考古』より引用)
古墳近景(「南加賀古墳探訪マップ」より引用)
(注意)
- 市所蔵=小松市埋蔵文化財センター蔵
- 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
- その他=小松市立博物館等
見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2024年05月09日