小松市文化財保存活用地域計画の策定に向けて
文化財を未来へ継承するために
小松市では、市内の文化財の保存・活用推進を目的に「小松市文化財保存活用地域計画」の作成を進めています。
文化財は、先祖より大切に継承されてきた小松市の歴史文化を物語る大切な遺産です。近年、過疎化や少子高齢化を背景とする文化財継承の担い手不足が社会問題となっており、小松市でも例外ではありません。
小松市では、「石の文化」や「北前船寄港地安宅」について日本遺産認定を受け、「歌舞伎のまち小松」を石川県歴史遺産認定とするなど、歴史文化(文化財)を未来へつなぐ取組みを行ってきました。
「小松市文化財保存活用地域計画」では、市内のすべての文化財を対象に総合把握調査を行い、文化財の保存と活用に関して、目指すビジョンや長期的な基本方針、課題解決のための具体的な事業を計画してまいります。文化財所有者だけでなく、住民や団体、多様な分野の方々との連携・協働により、地域総がかりで文化財を活かし守っていく体制づくりを進めてまいります。
文化財保存活用地域計画とは?
市町村における文化財の保存と活用に関する総合的な法定計画です。
詳細は文化庁ホームページをご覧ください。
計画策定の進め方
- 期間
令和6年度までの3年間で、計画策定に向けて協議を行い、認定申請を目指します。 - 方法
- 小松市文化財保存活用地域計画策定協議会の開催
- 文化財調査・リスト化・特徴分析(文献調査、アンケート調査、団体へのヒアリングなど)
- 庁内ワーキンググループの実施
- ワークショップの開催
かわら版
策定を進めるなかで、「かわら版」で検討の途中課程を皆様にお知らせしていきます。
かわら版第1号(令和4年10月) (PDFファイル: 860.3KB)
かわら版第2号(令和5年3月) (PDFファイル: 1.5MB)
かわら版第3号(令和5年12月) (PDFファイル: 1.4MB)
かわら版第4号(令和6年3月) (PDFファイル: 1.9MB)
かわら版第5号(令和6年12月) (PDFファイル: 1.2MB)
ワークショップ
「小松市文化財保存活用地域計画」の策定にあたり、課題の分析と解決策の提案などのため、ワークショップを開催しました。
開催終了したワークショップについてはこちら↓
パブリックコメント募集(12月23日~1月15日)
計画に対する皆様のご意見をお聞かせください。
募集期間や意見書の様式等の詳細は、以下のページをご覧ください。
「小松市文化財保存活用地域計画(案)」のパブリックコメントを募集します。(公開期間12月23日~1月15日)
終了しました。
小松市の文化財
小松市内には、国指定16件、県指定9件、市指定84件の指定文化財、34棟(15ヶ所)の国登録有形文化財(建造物)、1件の国登録記念物があります。那谷寺や小松天満宮の建物や、曳山などいずれも、小松市を特徴づけ、観光資源にも活かされています。
本計画作成にあたっては、これらに加えて、指定されていなくても地域で大切にされ、現在まで継承されてきた有形、無形の歴史文化資源を幅広く文化財として位置づけ、文献調査やヒアリング、アンケート等により抽出・整理し、リスト化していきます。

那谷寺本堂

小松天満宮本殿・拝殿

八日市地方遺跡出土品

多太神社の兜

白山麓西谷の人生儀礼用具及び民家(民家)

お旅まつりの曳山行事

安宅の関跡

布橋のミズバショウ自生地
更新日:2025年01月21日