亀山玉造遺跡(がめやまたまつくりいせき)
遺跡のある町
西軽海町
おもな時代
弥生・古墳
これまでの発掘調査
小松市:1971年
特徴
梯川左岸の高台に営まれた弥生時代後期から古墳時代前期の集落遺跡。軽海団地造成に伴い調査が行われ、建物跡が確認されました。遺跡からは当時使われた土器とともに、碧玉[へきぎょく]の剥片[はくへん]や加工途中の管玉[くだたま]が見つかっており、玉つくりが行われた集落であると考えられます。
なお、弥生時代の高台につくられた集落は高地性集落[こうちせいしゅうらく]と呼ばれ、外敵から集落を守る役割をもっていました。能美市から小松市の丘陵部には高地性集落が連なるようにつくられており、もしかすると烽火[のろし]などを使って敵が来たことを知らせる目的もあったのかもしれません。遺跡は現在、公園として保存されています。
遺跡の今のすがた
公園
参考になる本やサイト
- 川良雄1976『中海町史』
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埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

出土した土器と玉つくり石材(碧玉)
現在の遺跡の様子(亀山公園)
(注意)
- 市所蔵=小松市埋蔵文化財センター蔵
- 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
- その他=小松市立博物館等
見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715
更新日:2024年05月09日