蓮代寺瓦窯跡(れんだいじがようあと)
遺跡のある町
蓮代寺町
おもな時代
江戸
これまでの発掘調査
なし
特徴
江戸時代前期、小松城や金沢城で使われた「いぶし瓦(注釈)」が焼かれた窯跡。発掘調査は行われていませんが、生産された瓦の破片が採集されています。採集品には、軒丸瓦・丸瓦・平瓦・桟瓦のほか、特殊な唐草文瓦や鬼瓦があります。
『三州名所記』(林家文書)には、加賀前田家三代・前田利常が小松城にいた頃(1640~1658年)に、良質な瓦土が取れる蓮代寺村で職人に瓦を焼かせたという記録が登場します。また『御造営方日並記』(加越能文庫)には、金沢城二の丸再建時(1809~1810年)に蓮代寺村の瓦が使用されたという記事が残っています。
(注釈:いぶし瓦とは、釉をかけずに高温で焼いた後、“むし焼き”にして表面に炭素を吸着させ、耐久性を高めた瓦)
遺跡の今のすがた
水田
参考になる本やサイト
新修小松市史編集委員会2001『新修小松市史 資料編3 九谷焼と小松瓦』
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埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

出土したいぶし瓦(小松市立博物館所蔵)
(注意)
- 市所蔵=小松市埋蔵文化財センター蔵
- 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
- その他=小松市立博物館等
見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2023年12月01日