今江五丁目遺跡(いまえごちょうめいせき)
遺跡のある町
今江町
おもな時代
縄文・飛鳥・奈良
これまでの発掘調査
小松市:1999年
特徴
遺跡は、月津台地の北東部、通称「御幸野台地」に入り込んだ谷に面して位置します。西側には古くから知られる御幸塚古墳があり、谷の反対側には今は削られてなくなってしまったと考えられる五郎座貝塚がありました。
宅地造成に伴って行われた発掘調査では、縄文時代の建物跡や集石遺構が見つかりました。縄文土器のほか、縄文人が木場潟で漁をする時に使ったと考えられる石の錘(おもり)が数多く出土しました。
また、飛鳥~奈良時代の建物跡とともに鍛冶(かじ)の道具や鉄を加工した際に出る鉄滓(てっさい)が出土しており、鍛冶に関係した施設があったことをうかがわせています。
遺跡の今のすがた
宅地
参考になる本やサイト
- 小松市教育委員会2003『今江五丁目遺跡 ―宅地造成にかかる埋蔵文化財発掘調査報告書-』
- 小松市史編集委員会2020『新修小松市史 資料編17 考古』
- 今江町史発行委員会2015『今江町史』
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埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715
関連画像

縄文時代の竪穴建物跡

石錘の素材となる礫(れき)の出土状況

飛鳥~奈良時代の竪穴建物跡

飛鳥~奈良時代の堀立柱建物跡
(注意)
- 市所蔵=小松市埋蔵文化財センタ―蔵
- 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
- その他=小松市立博物館等
見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
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〒923-0075
小松市原町ト77番地8
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更新日:2023年12月01日