小松城跡(こまつじょうあと)
遺跡のある町
丸の内町 ほか
おもな時代
安土桃山、江戸
これまでの発掘調査
小松市:2009年、2013年
石川県:1999年、2001年、2002年、2004年
特徴
もとは一向一揆の築城と考えられ、織田軍にやぶれた後、その配下の武将が城主をつとめました。寛永16年(1639年)、加賀前田家三代前田利常[まえだとしつね]の隠居城として大改修がはじめられ、まったく新しい城としてつくりかえられます。 現在のこる建物や石垣は、来生寺[らいしょうじ]の寺門として移された鰻橋御門[うなぎばしごもん]や、県立小松高校敷地内の本丸櫓台石垣[ほんまるやぐらだいいしがき]だけですが、発掘調査で地中から石垣や堀、いぶし瓦などが見つかりました。城のあとはまだ地中にねむっていることが予想されます。
遺跡の今のすがた
小松高校、芦城公園、宅地
参考になる本やサイト
- 新修小松市史編集委員会1999『新修小松市史1小松城跡』
- 小松市教育委員会2011『小松城跡発掘調査報告書』
- 小松市教育委員会2015『小松市内遺跡発掘調査報告書XI』
- 石川県教育委員会・財団法人石川県埋蔵文化財センター2007『小松市小松城跡』
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埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

本丸櫓台石垣
(市指定史跡)

三の丸南面の石垣
(2009年調査)

中土居の石垣
(2013年調査)

いぶし瓦
(小松市立博物館所蔵)

初期伊万里(市所蔵)

近世小松城の範囲
(注意)
- 市所蔵=小松市埋蔵文化財センター蔵
- 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
- その他=小松市立博物館等
見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
埋蔵文化財センター
〒923-0075
小松市原町ト77番地8
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更新日:2023年12月01日