小松城跡(こまつじょうあと)

更新日:2023年12月01日

遺跡のある町

丸の内町 ほか

おもな時代

安土桃山、江戸

これまでの発掘調査

小松市:2009年、2013年
石川県:1999年、2001年、2002年、2004年

特徴

 もとは一向一揆の築城と考えられ、織田軍にやぶれた後、その配下の武将が城主をつとめました。寛永16年(1639年)、加賀前田家三代前田利常[まえだとしつね]の隠居城として大改修がはじめられ、まったく新しい城としてつくりかえられます。 現在のこる建物や石垣は、来生寺[らいしょうじ]の寺門として移された鰻橋御門[うなぎばしごもん]や、県立小松高校敷地内の本丸櫓台石垣[ほんまるやぐらだいいしがき]だけですが、発掘調査で地中から石垣や堀、いぶし瓦などが見つかりました。城のあとはまだ地中にねむっていることが予想されます。

遺跡の今のすがた

小松高校、芦城公園、宅地

参考になる本やサイト

  • 新修小松市史編集委員会1999『新修小松市史1小松城跡』
  • 小松市教育委員会2011『小松城跡発掘調査報告書』
  • 小松市教育委員会2015『小松市内遺跡発掘調査報告書XI』
  • 石川県教育委員会・財団法人石川県埋蔵文化財センター2007『小松市小松城跡』

わからないことがあったら、埋蔵文化財センターにきいてみよう!

埋蔵文化財センター

〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

お問い合わせはこちらから


 

左側に階段のある本丸櫓台石垣の写真

本丸櫓台石垣
(市指定史跡)

2名の作業員が三の丸南面の石垣で作業をしている様子の写真

三の丸南面の石垣
(2009年調査)

石垣のそばに3か所四角形の穴が掘られ、作業場にホースが伸びている中土居の石垣の写真

中土居の石垣
(2013年調査)

円の中央に左三つ巴紋があり、周りを小さな点で囲まれているいぶし瓦の写真

いぶし瓦
(小松市立博物館所蔵)

白地に青色の模様が入った陶器の欠片4つと、白地に赤褐色の模様が入った欠片1つが置かれている初期伊万里の写真

初期伊万里(市所蔵)

近世小松城の範囲のイラスト画

近世小松城の範囲

(注意)

  • 市所蔵=小松市埋蔵文化財センター蔵
  • 県所蔵=石川県埋蔵文化財センター蔵
  • その他=小松市立博物館等

  見学可能かどうかは、各施設にお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

埋蔵文化財センター

〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

お問い合わせはこちらから