伝染性紅斑(リンゴ病)

更新日:2025年05月01日

伝染性紅斑の警報発令について(令和7年4月30日石川県発表)

令和7年第16週(4月14日~20日)で2.45人、第17週(4月21日~27日)で2.34人となり、警報の基準値である定点あたり2人を2週連続で超え、大きな流行が発生又は継続しつつあることが疑われるため、警報が発令されました。

伝染性紅斑とは

  • 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
  • 一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。
  • 頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。

感染経路

  • 感染した人の咳の飛まつを吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。

予防のポイント

  • 紅斑が出ている時期はほとんど感染力はありません。
  • かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけましょう。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、流産などのリスクの恐れがあります。

熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えましょう。

予防には、かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防が大切です。

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