梯川ミズベリングコース〔大川町の街並み〕

更新日:2023年12月01日

梯川ミズベリングコース大川町周辺の見所です。

石割を面取りし、すき間なく高く積み上げられた石垣の写真

16 小松城本丸櫓台石垣

加賀前田家三代利常公が江戸初期に整備した小松城の石垣です。割石を丁寧に面取り加工し隙間なく積み上げる切込み接ぎ工法で、地元の凝灰岩と金沢の安山岩「戸室石」などを乱積した美しさも意識された石垣です。(小松城本丸櫓台石垣(PDFファイル:328.2KB)

入母屋造りで屋根正面には千鳥破風が付けられた小松天満宮本殿の写真

17 小松天満宮

明暦3年(1657年)に前田利常公が、祖先神として崇敬する菅原道真公を北野天満宮より勧請し、建立しました。本殿・石の間・幣殿及び拝殿や神門は国の重要文化財に指定されています。小松天満宮本殿・石の間・幣殿及び拝殿、神門(PDFファイル:442.9KB)

4本の柱の上に欄間の彫刻があり、正面中央に鏡が祀られている葭島神社本殿の写真

18 葭島神社本殿

葭島神社の名は明治十四年(1881年)からで、もと小松稲荷社五穀寺といい、前田利常公が能登石動山天平寺の僧を招いて建てた寺が始まりです。正保元年(1644年)に現在地に移り、社堂が造営されました。江戸時代後半頃と伝わる本殿は、石川県指定文化財です。葭島神社本殿(PDFファイル:190.7KB)

黒っぽい西照寺の梵鐘を正面から写した写真

19 西照寺梵鐘

蓮如の弟子教明の開基で、正保2年(1645年)に現在地に移り、貞享元年(1684年)の本堂修復に伴い鋳造された梵鐘です。芭蕉を句会に招いた泥町(現大川町)の越前屋七郎右衛門(堤歓生)の寄進で、市の指定文化財です。梵鐘(西照寺)(PDFファイル:156.5KB)

瓦屋根で真ん中が門の入り口になっている来生寺寺門を前から写した写真

20 来生寺寺門

小松城二の丸にあった鰻橋御門が、明治5年(1872年)の城取り壊しの際に当地に移築されたものです。小松城の建築遺構としては唯一のもので、市の指定文化財です。来生寺の寺門(PDFファイル:182.2KB)

大きな岩に彫られた芭蕉の句碑を写した写真

21 芭蕉句碑

松尾芭蕉が「奥の細道」の旅路で、越前屋七郎右衛門(堤歓生)宅の句会に招かれた際披露した「ぬれて行や 人もをかしき 雨の萩」の句碑です。

大きな岩の中央に黒い板に描かれた句碑が埋め込まれている北枝句碑を正面から写した写真

22 北枝句碑

「奥の細道」の旅路で松尾芭蕉が金沢を訪れた時に入門した小松出身の立花北枝の「かまきりや引きこぼしたる萩の露」の句碑です。北枝は、金沢から越前松岡まで芭蕉の旅路に同行しています。