登窯展示館
近代九谷焼を支えた ”連房式登窯” を見る
連房式登窯は、丘陵の傾斜面を階段状に整地し、焼成室を連続して構築した地上式の窯です。本館に保存されている連房式登窯は、八幡における最後の登窯として、昭和40年頃まで使用されていたものです。近代九谷磁器窯の典型的形式を今に伝えており、昭和48(1973)年に小松市指定文化財となりました。
九谷焼を学ぶ
その他、学習展示棟には陶彫置物の製造工程や地元作家の作品などを展示。解説も無料で行っています。
九谷焼を体験する
型おこし体験などの体験メニューあり、企画展も随時開催!
施設概要
名称 | 小松市立登窯展示館(こまつしりつのぼりがまてんじかん) |
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住所 | 〒923-0833 石川県小松市八幡己20番地2 |
電話 | 0761-47-2898 |
開館時間 | 午前11時~午後3時(入館は午後2時30分まで) (注意)団体での利用は午前9時~午後5時まで可能です。(要事前予約) |
休館日 |
毎週月曜日(月曜が祝日の場合を除く) |
料金 |
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団体見学 |
事前に見学申込書をご提出ください。 見学申込書ダウンロード 【見学申込書 PDF形式(80KB)・見学申込書 Word形式(24KB)】 提出先:登窯展示館 |
交通 |
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駐車場 |
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地図情報
型おこし体験
型おこしの町、八幡ならではの体験教室です。携帯ストラップ、 箸置きなど、小物をつくって使ってみませんか。カブッキーやふくろうなどの形があります。作品は後日、本焼きしてお渡しします。
料金
1個500円
所要時間
30分
予約
体験をご希望の方は小松市立登窯展示館(0761-47-2898)までお電話で事前予約ください。
登窯展示館イベント
令和6年度 企画展
「若杉窯から八幡 そして今」
概要
幻の名窯として知られる古九谷の廃絶後、九谷を復活させた窯のひとつが若杉窯であり、継承したのが八幡窯でした。この二つの窯からは名工が育ち、彼らによって、その後に隆盛を極めることになる近代九谷のさまざまな様式の萌芽が生み出されました。本展では、再興時代に造られた代表的な様式と、現在制作されている作品を同時に展示し、その系譜を紹介します。
期間
令和6年6月14日(金曜日)~令和6年11月17日(日曜日)
- 前期:6月14日(金曜日)~8月25日(日曜日)
- 後期:8月27日(火曜日)~11月17日(日曜日)
※前期・後期で展示替えを行います。
「干支展」
概要
令和7年の干支「己」にちなんで、様々な形や絵付けを施した己の作品を展示します。
期日
令和6年11月19日(火曜日)~令和7年1月26日(日曜日)
「のみ・こまつ 窯元九谷展」(仮)
概要
窯元による能美・小松の九谷作家作品展です。技法や材料、テーマ、そして見どころなど様々な視点から、出品作家が作品にコメントを寄せます。
期日
令和7年1月28日(火曜日)~令和7年6月1日(日曜日)
加賀八幡九谷やきものの里(八幡での九谷焼の歴史)
石川県小松市には良質の陶石があり、本多貞吉が1811年に若杉窯を開きました。1836年、その若杉窯は火災に遭い、隣村の八幡に移されたのです。その後、1870年、松原新助窯が築かれ、素地製造の専門窯元として独立し、現在の九谷焼独特の生産体制の分業の基礎が作られたのでした。また、新助は奥野幹次郎を招き本格的に「置物」を作り始めます。大正期には乾月谷、沼田一雅など陶彫の名工の指導を受け、八幡は他産地には類を見ない精巧な九谷焼置物の一大生産地となりました。
この記事に関するお問い合わせ先
文化振興課
〒923-8650
石川県小松市小馬出町91番地
電話番号: 0761-24-8130 ファクス:0761-23-6404
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更新日:2024年05月24日