子宮頸がん(HPV)ワクチンについて
子宮頸がん(HPV)ワクチンは、平成25年より厚生労働省の勧告により、接種券の個別通知等の積極的勧奨を見合わせていました。
令和3年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められました。
小松市では、国の通知に基づき、令和4年度より対象者に個別通知を行っています。
「子宮頸がん」とは?
日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が亡くなっています。また、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も1年間に約1,000人います。
子宮頸がんは子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が大きな原因と考えられています。これはほとんどが性的接触によっておこり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
ワクチンの効果
公費で受けられる子宮頸がんワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類あります。
2価ワクチンと4価ワクチンは、子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を予防でき、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
令和5年4月から9価ワクチンも公費接種の対象となりました。
9価ワクチンは、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPV(31型、33型、45型、52型、58型)の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
子宮頸がんワクチン定期接種について
対象者
接種時点で小松市に住民登録がある、小学校6年生~高校1年生の年齢相当の女児
平成9年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの方はこちら(子宮頸がんワクチン キャッチアップ接種について)
接種回数
対象者1人につき合計2回または3回の接種(無料)
*ワクチンの種類や年齢によって接種回数が異なります。
接種間隔
種類 |
回数 |
標準的な接種期間 |
法定接種期間 |
2価 |
3回 |
1回目から1か月の間隔をおいて2回目を接種した後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 ※ただし、上記の方法で接種できない場合は、右記「法定接種期間」内の間隔で接種 |
1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種した後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目を接種。 |
4価 |
3回 |
1回目から2か月の間隔をおいて2回目を接種した後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 ※ただし、上記の方法で接種できない場合は、右記「法定接種期間」内の間隔で接種 |
1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種した後、3か月以上の間隔をおいて3回目を接種。 |
9価 |
【15歳未満で1回目を接種する場合:合計2回】 1回目から6か月の間隔をおいて2回目を接種。 ※ただし、上記の方法で接種できない場合は5か月以上の間隔をおいて2回目を接種。 5か月未満の間隔で2回目を接種した場合は、3回目の接種が必要。
【15歳以上で1回目を接種する場合:合計3回】 4価ワクチンと同様のスケジュール。 |
医療機関一覧
子宮頸がんワクチン個別接種医療機関一覧 (PDFファイル: 265.0KB)
厚生労働省リーフレット
小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版) (PDFファイル: 5.8MB)
小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版) (PDFファイル: 7.1MB)

関連リンク
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更新日:2025年02月03日