絵本館の風景

更新日:2023年12月01日

旧教育庁舎(昭和6年に小松警察署として建築)と旧石川商銀小松支店(昭和5年に加能合同銀行として建築)の2棟は、小松市街地に残る最古級の鉄筋コンクリート建物であり、昭和初期の風景を今に伝える歴史的建造物です。
この風格ある建物を街並み景観として保存し、新しい小松市のまちづくりに再び参加する活力を与える取り組みとして「空とこども絵本館」が生まれました。 傷みの激しかった旧教育庁舎は、外壁の3方と塔屋を外観として保存し、内部に全く新しい建物を建築。開放的な空とこども絵本館本館の「ぶっくりん」として生まれ変わりました。建物内部の各所に当時のデザインを継承し、また、一部の装飾部材をそのまま活用しています。

工事着工前の風景

三角屋根のついた茶色の建物が建っている工事着工前の写真
洋風の横長の建物が建っている工事着工前の写真

外壁保存工事の風景

中央は空き地で建物の外壁だけが残っている工事途中の写真

完成後の外観

下が茶色の外壁、上が白色の外壁の建物が建っている完成後の外観写真
白い外壁の横長で洋風な建物が建っている完成後の外観写真

ぶっくりん八景

奥に建物が建ち並び、周辺に青々とした緑色の木が立っている広場の写真
正面入り口へ続く階段には手すりがつけられ、白い外壁で大きな窓がある絵本館の外観写真
木調の床で、奥に2階へ上がる階段があり、白を基調とした明るい吹抜けラウンジの写真
赤や青、白や緑色を使用したガラスブロックの写真
ガラス窓が一面にある建物の外側を撮影した写真
フェンスで囲まれたエントランスの奥に屋根付きのベンチがある写真
白くて太い柱が中央に立ち、右手にカウンターが設置された広々としたフローリング床の建物内観の写真
建物の手前の芝生に一本の木が建っている庭の写真

ぶっくりん夜景

ライトアップされ明るく照らしだされている絵本館西側の2階建て建物の写真
辺りは薄暗く、奥にある建物の中に明かりが灯っている外観写真
コンクリートの広場の奥にライトアップされた建物が写っている写真
辺りは真っ暗で、建物の室内に明かりが灯っていて、ガラスブロック越しに室内の様子が写っている写真
辺りは薄暗く、コンクリートの広場の奥に明かりが灯った建物が写っている写真
室内の明かりが窓から漏れているライトアップされた洋館の建物の写真

旧石川商銀小松支店は、当時の典型的な銀行建築であり、内部には、暖炉を備えた部屋や、螺旋階段など風格のある建築意匠が良く残されています。そのため、最低限の改修と増築で保存し、絵本館ホール夢の本棚(2015年(平成27年)5月「絵本館ホール夢の本棚~松居直コレクション~」へ変更)として活用することとしました。大きな吹き抜けは、そのままで心地よい音響効果があり、絵本館のイベントホールとして、また、おしゃれな音楽会や交流会場として、一般の方も利用できます(有料)。

絵本館ホール夢の本棚~松居コレクション~外観

市役所前交差点角が円柱造りになっている茶色の外壁の絵本館ホール十九番館の建物外観の写真
右側が茶色で左側が透明のガラス張りになっている絵本館ホール十九番館の写真
薄暗い夜空の中、ライトアップされた絵本館ホール十九番館の外観写真

絵本館ホール夢の本棚~松居直コレクション~内部

中央にはフローリングの床、左側の窓ガラスにカーテンがひかれ、二階部分には手すりがついているホール内の写真
右側に廊下、左側にはフローリングの床がある部屋が写っているカウンター越しに見たホール内部の写真
沢山のアームレスチェアが並べられ、電球で照らされた室内の写真

80席程度の小規模な室内楽コンサートに利用できるホール。カウンターや風除室、金庫などが当時のまま残る。

正面にホワイト仕上げの暖炉があり、3脚のアームレスチェアが置かれた室内の写真
左側の壁に2つの窓に白色のレース生地とピンク色のカーテンがついており、右側に暖炉が置かれた室内の写真
美しい渦巻き状の螺旋階段を上から見た写真

2階は、職人技による美しい螺旋階段や、2種類の趣を異にする暖炉をみることができる。

この記事に関するお問い合わせ先

空とこども絵本館

〒923-0904
石川県小松市小馬出町10-3
電話番号: 0761-23-0033 ファクス:0761-23-5122
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