尾小屋鉱山資料館のこれまでの活動

更新日:2024年04月26日

体験講座

令和5年度

保護者と一緒に石を割ったり重さを測ったりする作業の様子

保護者と一緒に石を割ったり重さを測ったりする様子

尾小屋鉱山で採れた鉱石を砕いたり比重を測ったりして選鉱の仕事を学ぶ講座を、令和5年(2023)8月19日に開催しました。

児童・生徒6名、保護者・付き添い7名の参加がありました。

令和4年度

立って作業の手順の説明をする男性と鉱石が置かれた机近くのパイプ椅子に座り話を聞く参加者の写真

作業の手順の説明を受ける参加者

石を割って鉱山の仕事<選鉱>を知る講座を、令和4年(2022年)8月21日(日曜日)に実施しました。

鉱石を砕き、その比重を測って、選鉱のメカニズムを学ぶ講座でした。

展示

令和元年~5年(2019年~2023年)

横山隆平肖像画ほか、横山隆平関係資料の初公開

展示風景。中央は、「横山隆平肖像画」(早田三四郎の描いた油彩).

展示風景。中央は、「横山隆平肖像画」(早田三四郎の描いた油彩)

明治10年代から尾小屋鉱山を近代的な鉱山として開発・発展させた経営者の家系は、江戸時代に加賀藩の家老職を勤めた8つの家系(=通称「加賀八家」)のひとつ、横山家です。横山家13代当主・隆平(たかひら)が叔父の隆興(たかおき)、隆和(たかかず)と尾小屋鉱山の経営に乗り出したのです。

令和5年(2023)9月、横山家16代当主・横山隆昭氏より、横山隆平の油絵の肖像画や尾小屋鉱山書記の写真などの貴重な資料が、追加で寄贈されました。さらに、横山隆平が着用した大礼服やシルクハットなどを、将来的に寄贈する前提で寄託していただきました。

これら横山隆平関係資料を、令和5年(2023)9月23日より2階展示室において初公開しました。

新収蔵品コーナー2(令和5年7月~)

(上)木造建築の施設が2つ並んでいる写真(左下)線路に止まっているトロッコの写真(右下)トロッコを近くから撮影した写真

安全標語やトロッコの写真

日本鉱業の社員で施設や設備の専門家として尾小屋鉱山で働いていた橋詰秀さんのご遺族から、尾小屋鉱山の各種青焼き図面、手書き設計図、仕事で使っていたノート類、参考図書、記念品など、多くの資料の寄贈を受けています。それらの一部をご紹介する展示です。

横山家鉱山経営関係資料お披露目(令和5年3月~)

鉱区の測量図、鉱業特許証などの公文書や、地権者との契約関係書類などが並べて展示してある写真

2階展示室での展示の様子

尾小屋鉱山を経営していた横山家の16代当主より、尾小屋鉱山横山家による鉱山経営の始まりから発展・拡張に至ったようすが窺える、鉱区の測量図、鉱業特許証などの公文書や、地権者との契約関係書類など、明治10年代から40年頃までの貴重な資料群が、令和5年(2023年)3月に寄贈されました。その一部を紹介するコーナー展示です(会場=2階)。

新収蔵品コーナー1(令和4年6月~令和5年6月)

昭和10年から14年頃の鉱山関係の写真が説明書きとともに展示されている新収蔵品コーナーの写真

新収蔵品コーナーの展示の様子

令和3年(2021年)に水戸市在住の齋藤孝夫様より寄附を受けた、昭和10年から14年頃の写真などを展示しました。

尾小屋鉄道開業100年企画展「追憶_尾小屋鉄道」

沢山の黒い煙を出しながら走る蒸気機関車を表紙に採用した「追憶_尾小屋鉄道」のチラシ

「追憶_尾小屋鉄道」チラシ(表面)

大正8年の開業から100年という節目の年を迎えるのを記念し、「小松バス株式会社」と「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の協力を得て、写真や映像、切符などの貴重な資料により、尾小屋鉄道の100年の歴史を振り返りました。

会期:令和元年(2019年)7月13日~11月18日

尾小屋鉄道開業100年_追憶_ 尾小屋鉄道 チラシはこちら(PDF:371KB)

平成30年(2018年)まで

明治150年記念企画展「此処ニ生キル-尾小屋鉱山盛衰記-」

尾小屋鉱山の労働者の集合写真が上部に配置され、中央に大きく「此処ニ生キル」と書かれている記念企画展のチラシ

「此処ニ生キル」チラシ

平成30年(2018年)は明治となって150年の節目であることから、「明治150年記念企画展」として開催しました。明治13年(1880年)に横山家が尾小屋鉱山経営に乗り出したときから、昭和37年(1962年)の閉山に至るまでの80年余りに起きた事件や出来事等から十のエピソードを抽出し、尾小屋鉱山盛衰記として構成しました。鉱山町「尾小屋」の人々の暮らしをご紹介しました。

会期:平成30年(2018年)7月1日~11月13日

街歩き・山歩き等

令和4年(2022年)度

カラミの街・尾小屋をめぐる

参加者が案内看板近くに立ちガイドの女性の話を聞いている、カラミめぐりの様子の写真

5月4日のカラミめぐりの様子

尾小屋の町に残るカラミの遺構を見て回るイベント。令和4年(2022年)5月4日に実施しました。

令和3年(2021年)度

「カラミの街・尾小屋をめぐる」(全6回)

参加者がカラミ煉瓦でできた地下室の遺構を見学する様子の写真

第1回の様子。(カラミ煉瓦でできた地下室の遺構を見学する様子)

尾小屋の町に残るカラミの遺構を見て回る「カラミの街・尾小屋をめぐる」は、令和3年(2021年)度も引き続き行われます。5月4日の第1回を皮切りに、10月まで6回行われます。

  • 第1回:令和3年(2021年)5月4日
  • 第2回:令和3年(2021年)6月6日 (中止)
  • 第3回:令和3年(2021年)7月4日
  • 第4回:令和3年(2021年)8月21日(中止)
  • 第5回:令和3年(2021年)10月3日
  • 第6回:令和3年(2021年)11月7日

詳しくは、下記をご覧ください。

令和3年度「カラミの街・尾小屋をめぐる」チラシ(PDFファイル:8.4MB)

令和2年(2020年)度

「カラミの街・尾小屋をめぐる」(全3回)

カラミでできた黒く重厚な四角い建物が森林沿いに立つ写真が採用され、「カラミの街・尾小屋をめぐる」のタイトルが上部に記載されたカラミめぐりの第1回のチラシ

第1回のチラシ

令和元年に始めた「カラミの街・尾小屋をめぐる」(=「よみがえるカラミの街・尾小屋をめぐる見学会」を改称)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、8月、9月、10月の3回のみ実施することとなりました。

  • 第1回:令和2年(2020年)8月8日
  • 第2回:令和2年(2020年)9月19日
  • 第3回:令和2年(2020年)10月17日

第1回の会は、市の内外から35名の参加がありました。鉱山町として栄えた尾小屋の町に、黒く重厚なカラミでできた独特の景観があることに、参加者の多くが驚き、感心し、興味を持たれたました。

第2回、第3回も、尾小屋出身の方やゆかりの方、初めて尾小屋を訪れる方など、大勢の参加があり、好評の内に終了しました。

第1回カラミめぐりチラシ(PDFファイル:7MB)

令和元年(2019年)度

令和元年度「よみがえるカラミの街・尾小屋をめぐる見学会」(全5回)

地図を持った男性が参加者に話をしている、第1回カラミ見学会の様子の写真

第1回のカラミ見学会の様子

尾小屋のあちこちに、製錬の過程で出た「カラミ」を六角柱や直方体に形成して石垣や擁壁の材料として利用しているところがたくさんあります。地図を片手にカラミを探しながら尾小屋の町を歩くというイベントです。

  • 第1回:令和元年(2019年)5月18日
  • 第2回:令和元年(2019年)6月22日
  • 第3回:令和元年(2019年)8月10日
  • 第4回:令和元年(2019年)9月22日
  • 第5回:令和元年(2019年)10月19日

第1回カラミ見学会チラシ(PDF:1.3MB)

基本情報

尾小屋鉱山資料館
住所 石川県小松市尾小屋町カ1-1
電話 0761-67-1122
休館日 水曜日(祝日の場合、開館)、祝日の翌日(土曜日、日曜日、祝日は開館)
12月1日~翌年3月24日(冬期休館)
開館時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

入館料

一般500円
団体(20名以上)400円
高校生以下無料

障がい者手帳(本人と付き添い1名)無料

こまつミュージアムパス(年間券、1週間券、シニア券)が使えます。

(注意)上記入館料で、石川県立尾小屋鉱山資料館、尾小屋マインロードの両方を観覧できます。

  マインロードは、一部不通区間があります。

交通
  • 小松駅より車で約30分
  • 小松インターチェンジより車で約40分
  • 小松空港より車で約40分
    (国道8号から東山インターチェンジで国道416号に入り大倉岳スキー場へ直進。大倉岳スキー場駐車場の直前。)
駐車場 普通車約20台(大型バス駐車可)

関連施設

この記事に関するお問い合わせ

尾小屋鉱山資料館

〒923-0172 石川県小松市尾小屋町カ1-1

電話・ファクシミリ 0761-67-1122