発掘調査から報告まで

更新日:2023年12月01日

小松市埋蔵文化財センターが行っている発掘調査から調査結果の報告までの仕事を説明します。

発掘調査

地面を掘り起こした際に、偶然発見された遺跡を調査する様子の写真

 道路や建物をつくることによって、地面の下にある遺跡が壊されてしまうことがあります。このようなときには発掘調査を行い、そこにどんな遺跡があったのか記録を取ります。

保存処理

大きめの機械が設置された埋蔵文化財センター内で、出土した木製品を処理している様子の写真

 そのまま放置しておくと腐ってしまう木製品や、錆びてボロボロになっている鉄製品は、科学的に処理します。非常に重要な遺物は専門業者に委託していますが、木製品の一部は、保存処理器を使ってセンターで処理しています。

出土品整理

エプロン姿の女性が、手作業で土器の復元を行っている整理作業の写真

 遺跡から出土する遺物は、例外を除いて壊れたものばかりです。これらの破片を丹念につなぎ合わせて元の形に復元し、図面や写真に記録します。

報告書刊行

白いテーブルの上で、報告書刊行のため、図版を作成している様子の写真

 発掘調査と出土品整理の記録をまとめた冊子が報告書です。失われてしまった遺跡の情報がつまっています。センターのほか、市立図書館でも閲覧することができます。また、販売しているものもあります。

この記事に関するお問い合わせ先

埋蔵文化財センター

〒923-0075
小松市原町ト77番地8
電話番号: 0761-47-5713 ファクス:0761-47-5715

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