ヒートショックを予防しましょう

更新日:2024年12月12日

ヒートショックとは

暖かい部屋から寒い場所への移動など、急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神したり、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすことです。

ヒートショックの危険性

  • 入浴中の事故死は冬に多く、11月から4月の冬季を中心に年間の約80%が発生しています。
  • 令和3年人口動態調査(厚生労働省)によると、高齢者の浴槽内での死亡者数は4750で、交通事故の死亡者数2150人のおよそ2倍です。
  • 入浴中に心疾患等の病気が原因で急死する場合もあることから、入浴中の事故は更に多いと推定されています。
  • 浴槽内での溺死者は、年代が上がるにつれて増加しており、特に75歳以上の後期高齢者が増えています。

予防のポイント

1.入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう

  • 温度の急激な変化を避けるため、入浴前には浴室や脱衣所を暖めましょう。
  • 湯を浴槽に入れる時に、シャワーから給湯すると、シャワーの蒸気で浴室の温度が上がります。
  • 沸かし湯の場合は、浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき混ぜて蒸気を立て、蓋を外しておくと良いでしょう。

2.入浴前後に水分補給をしましょう

3.食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう

  • 食後は、血圧が下がり過ぎる食後低血圧によって意識を失う恐れがあるので、食後すぐの入浴は避けましょう。
  • 飲酒後、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
  • 体調の悪い時や、睡眠薬等の服用後の入浴は避けましょう。

4.入浴の前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう

  • 入浴時の死亡事故を防ぐには、早期発見が重要です。
  • 同居者に一声掛けてから入浴するようにしましょう。
  • 同居者は、高齢者の入浴開始の時間を覚えておき、「時間が長い」、「音が全くしない」、「突然大きな音がした」など、何か異常を感じたら、ためらわずに声を掛けるようにしましょう。

5.湯船につかる前にかけ湯等で体を慣らしましょう

6.お風呂の温度は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう

  • 湯はあまり熱くせず、10分までを目安に上がるようにしましょう。
  • 半身浴でも長時間入浴すれば体温が上昇する可能性があるので気をつけましょう。

7.浴槽からゆっくり立ち上がりましょう

  • 浴槽で倒れて溺れる可能性がありますので、浴槽から出る時は、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がりましょう。

ヒートショック予報

ヒートショック予報は、気象情報にもとづく家の中でのヒートショックのリスクの目安です。

お住まいの構造や設備、体調によって、健康への影響は異なります。

入浴時には浴室や脱衣室などを温めるなど、温度差を少なくして過ごしましょう。

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