ごみを減らすためにできること
暮らしの中のちょっとした心がけで、ごみは大きく減らすことができます。皆さんもできることから取組をはじめてみませんか。
家庭からのごみの内訳
家庭からの可燃ごみの量・リサイクル率の推移
平成28年に市指定「ごみダイエット袋」を導入してから、家庭からのごみの量は大きく減りました。しかし平成30年度を境にごみの量は下げ止まり、また出されるごみの内リサイクルされるものの割合を示すリサイクル率も伸び悩んでいます。
家庭からの可燃ごみの構成
- 可燃ごみ全体の約4分の3が生ごみです。
- 生ごみの中の8割が水分です。
- 可燃ごみ全体のうちリサイクル可能な古紙、プラスチック製容器包装、古着が全体の17%含まれています。
生ごみの量を減らすことや、水分を減らすこと、リサイクルできるものはできるだけ分別し、可燃ごみの中に入れないことが、ごみ減量化のために重要です。
ここからは、ごみを減らす具体的な取組を紹介します。
ごみを減らす取組
3R(スリーアール)
3R(スリーアール)とは、下記の「3つのR」に取り組むことでごみの減量化を目指していくものです。
1.Reduce(リデュース)
「ごみとなる物を減らす」ことで、3Rの中で最も重要で効果的なものです。
- マイボトルを使って、ペットボトルや缶の使用を減らす
- できるだけ簡易な包装の商品を選ぶ
- 買う前、もらう前に本当に必要かを考える
- 洗剤などは詰め替え用のものを選ぶ
- 使い捨てのレジ袋や容器、食器などをなるべく使わない
2.Reuse(リユース)
一度使用したものを修理や洗浄して「繰り返し使用する」ことです。
- 修理などして物を長く使う
- ガラス瓶など回収可能な容器に入った食品を買い、容器は返却する
- 使わなくなったものを必要としている人に譲る
- リユースショップやリユースサイトを活用する
3.Recycle(リサイクル)
ごみを出すときに、「もう一度資源として活用できるようにする」ことです。
- ごみ分別のルールを守ってごみを出す
- リサイクルできる紙やプラスチックを可燃ごみに入れない
- 衣類も市リサイクルステーションに出してリサイクルする
- 家電やパソコンはリサイクルのルールに基づいて処分する
3バック
徹底して紙にバック
- 名刺以上のサイズから紙はリサイクルできます
- 可燃ごみのごみ箱の横に紙袋を置いて、紙ごみはそちらに入れるようにすると手軽に紙をリサイクルできます
買い物は肩にバッグ
- 買い物の際は余分なレジ袋をもらわずマイバッグを持参するなど、プラスチックを削減しましょう
生ごみは土にバック
- 生ごみはコンポストを使って堆肥とするなど、庭や畑で活用しましょう
- 生ごみ処理機など、お住まいの状況に合わせた取組を行いましょう
3キリ(スッキリ)
可燃ごみの約4分の3を占める生ごみに対して有効な3つのキリです。
食材は使いキリ
- 食べきれる分、必要なものだけ購入
- 定期的に冷蔵庫をチェックし、賞味期限内に食材を使いきる
- 野菜や果物の皮や芯もアレンジメニューで料理に活用
- フードドライブを利用して必要な人に届ける
食事は食べキリ
- 食べきれる量だけ作る、外食では食べきれる量、小盛サイズのメニューなども活用する
- 食べきれないときは冷蔵、冷凍して保存。外食は持ち帰りも検討
生ごみは水キリ
- 生ごみはひと絞りしてからごみに出す
- 皮やヘタを取る前に濡らさない
- 生ごみを乾燥、減量化させる生ごみ処理機の補助制度、モニター制度も
ごみを減らす効果
地球温暖化防止対策への貢献
ごみの運搬や焼却の際のCO2を減らすことで、地球温暖化への対策となります。またごみとなる物の購入を減らすことで、製品の製造や流通に係るCO2も減らすことができます。
資源の有効活用
可燃ごみを減らし再び資源化できるものをできるだけ分別することで、限りある資源を有効に活用することができます。
焼却設備、最終処分場の延命化
可燃ごみを燃やす焼却炉や、燃やした後の灰を埋め立てる最終処分場を、できるだけ長く使うことができます。
更新日:2023年12月21日