BCP(事業継続計画)について

更新日:2023年12月01日

緊急時への備え ~BCP(事業継続計画)を策定しましょう~

BCP(Buisiness Continuity Plan [事業継続計画])とは、自然災害やテロ攻撃、新型インフルエンザの大流行などの緊急事態が発生した際に、企業の事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続や早期復旧が図れるよう、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法・手段などを定めておく計画のことです。

縦軸が操業度合、横軸が時間となっており、BCP導入の有無による、緊急事態発生時の復旧時間や操業度合いの差を表した折れ線グラフ

図 BCPの狙い、災害時に計画的に事業を復旧する

(中小企業庁『中小企業BCP(事業継続計画)ガイド』より抜粋)

災害時の人命救助および物的被害対策を中心とした従来の防災計画とは異なり、緊急事態に遭遇した際の企業の事業継続を目的としています。

「BCP(事業継続計画)とは被害防御策等を含め、被災後の事業の継続・早期復旧も視野」の文字がオレンジ色の四角い枠で囲まれ、その中に、緑色の枠で四角く囲まれた「防災計画とは…人的・物的被害の防御、軽減が主眼」の文字が入っているイラスト

図 一般的な「防災計画」と「BCP」の違い

BCP策定の効果

  1. 事業見直し
    BCP策定の中で、優先すべき業務の絞込みや、弱点を抽出したりすることにより、事業の見直しを行うことができます。
  2. 重要業務の早期復旧
    早期復旧することで、マーケットシェアと企業評価の低下を防ぎます。
  3. 企業価値の向上
    緊急時の対応策が取られている企業として、取引先からの信頼性が高まります。

BCPの詳細について

緊急時の経営被害を最小限に抑えるため、平常時にBCPを策定しておきましょう。
策定にあたっては、中小企業関係団体等が実施するセミナーへの参加や、弁護士、会計士、税理士等への相談等も有効です。
また、国(中小企業庁)より運用指針等が公表されていますので、詳しくは下記ホームページをご覧下さい。

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