石川県小松市/小松こども歌舞伎

更新日:2026年04月17日

5月5日「伽羅先代萩 政岡忠義の段」(寺町)

(めいぼくせんだいはぎ まさおかちゅうぎのだん)

 演目紹介

 御殿に潜むお家の乗っ取りを企む敵方からの毒殺を避けるため、幼君鶴千代を一子千松と共に守る政岡は、自ら風炉釡で炊くごはんを二人に食べさせていました。ある日管領からのお見舞いと称して菓子箱を持って栄御前が現れ八汐と共に、鶴千代に食べろと催促をしてきます。その時奥に隠れていた千松が、日頃の母の言いつけを守り、その菓子がほしいと言って一口食べ、悶え苦しみ菓子箱を蹴散らかします。それを見た八汐は毒殺がばれる事を恐れ、千松を捕まえ短刀を首に立て、政岡に子供を殺されても悔しくないかと問いますが政岡は顔色一つ変えず幼君鶴千代を守ったのです。それを見た栄御前は我が子と幼君を取り替え幼君を見殺したと勘違いし、敵方の連判の巻物を政岡に預け帰ります。一人になった政岡は、亡くなった千松に取り付き「ようやった」と嘆き悲しみに暮れます。それを見ていた八汐が…。

5月6日「旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳」(八日市町)

(たびごろもこまつのみどりはいやさかえ ぎだゆう かんじんちょう)

演目紹介

 源義経と弁慶一行が、兄・源頼朝の追手を逃れるため山伏に扮し、安宅の関を越えようとする名作「勧進帳」。小松の曳山子ども歌舞伎では、この物語を情感豊かな「義太夫仕立て」でお届けします。
 今回の演目は「旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳」。昭和62年(大文字町)、平成元年(中町)、そして令和6・7年(八町こども歌舞伎)と受け継がれてきた演目で、今回が5回目の上演となります。
 芝居の中では、「富樫の名乗り」や「勧進帳の読み上げ」、「山伏問答」など、緊張感あふれる場面が続き、義経を打つ弁慶の苦渋や、関を越えたあとの「延年の舞」「飛び六方」へと、物語は大きな盛り上がりを見せます。子どもたちの真摯な演技が、名作の魅力をいきいきと伝えます。
 何卒、八日市町踊り子役者をご贔屓賜り、拙きところは袖や袂でお隠しいただきながら、「旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳」を心ゆくまでご高覧くださいますよう、お願い申し上げます。