ヒブワクチンについて
ヒブ(b型インフルエンザ菌)とは?
ヒブは、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な深部(全身)感染症を起こす乳幼児の重篤な病原細菌です。
わが国では、ヒブによる髄膜炎は年間600人が発症し、約30%が予後不良と推定されています。年齢的には4ヶ月以降で、1歳代までの発症が過半数を占めています。
予防のための「ワクチン」はどんなもの?
「ヒブワクチン」はヒブによる感染症、特に侵襲性の感染症(髄膜炎、肺血症、蜂巣炎、関節炎、喉頭蓋炎、肺炎及び髄膜炎など)を予防するワクチンです。
接種開始月齢 | 接種方法 | 接種回数(合計) |
---|---|---|
生後2ヶ月~7ヶ月未満で開始 | 初回免疫として4~8週間隔で3回接種後、追加免疫としておおむね1年後に1回接種 | 4回 |
生後7ヶ月~12ヶ月未満で開始 | 初回免疫として4~8週間隔で2回接種後、追加免疫としておおむね1年後に1回接種 | 3回 |
1歳~5歳未満で開始 | 1回のみの接種 | 1回 |
(注意)詳細な接種間隔については医療機関にご相談ください。
接種の副反応は
- 注射部位の発赤(赤くなる)・腫脹(腫れ)・硬結(しこり)・疼痛などの局所症状
(注意)いずれも一過性で数日以内に軽快するとされています。
その他
- ヒブへの抵抗力は3歳以上急速に上昇するので5歳以上でのワクチン接種は必要ないとされています。

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更新日:2023年12月01日