受益者負担金制度
受益者負担金制度とは?
下水道事業は、国からの補助金や借入金(市債)、そして、みなさんの税金を使って整備されます。仮に下水道工事にかかる費用をすべて税金でまかなったとすれば、下水道の整備に直接関係のない地域のみなさんもその費用を負担することになり、不公平が生ずることになります。
下水道が整備された地域は、そうでない地域に比べて下水道が使えるようになって、より衛生的で快適な生活を送ることができるなどの利益を受けることになります。下水道によって利益を受ける地域のみなさんに、「受益者負担金制度」は整備費の一部を負担していただく制度です。
受益者負担金は、下水道管を敷設した区域の土地に対して賦課され、1回限りのものです。下水道を使えるようになり、負担金をお支払いいただければ、再度負担金がかかることはありません。ただし、下水道管が通っていても、宅地以外の土地には負担金はかからないため、新たに宅地をひらき家を建てる場合は、上記の負担金が発生します。
算定方法
みなさまに公平に受益者負担金を納めていただくために受益者負担金は、土地の広さ(面積)に応じて算定しています。
受益者負担金=1平方メートル当たりの負担金×土地の面積
下水道整備区域により1平方メートル当たりの負担金が異なる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
「土地の面積」に応じて算定する理由
仮に、建物の大きさや、住んでいる人数などに応じて受益者負担金を納付していただいた場合、これらの内容がいつ変化するとも限らず、長期的に見て、非常に不安定なものを基準として算定することになりますので、かえって不公平になってしまいます。
下水道を整備して、地域全体が下水道に汚水を流すことによってその地域全体がきれいになることからみると、整備する地域の中にみなさんの所有する土地があり、その土地の広さ(面積)に応じて受益者負担金を納めていただくことが最も公平な方法だと考えています。
受益者負担金を納めていただく人
「受益者負担金」は、下水道の整備区域内に土地を所有している人が、「受益者」であることを「申告」して納めることになります。ただし、その土地に建物などが建っている場合は建物などの権利者が受益者となります。市役所から土地の所有者あてに「下水道事業受益者申告書」をお送りしますので、どなたが受益者になるのかを申告してください。申告書の提出がない場合は、登記簿によって市長が土地の所有者または権利者を受益者として認定いたします。
受益者の例
受益者の変更
負担金の納入期間の途中で、土地の売買、そのほかの理由により受益者の変更をご希望される場合はご連絡ください。
減免・徴収猶予
土地の状況または受益者の事情によって、市長が特に認めた場合は負担金を減免したり、負担金の徴収を猶予する制度がありますのでご相談ください。
受益者負担金の納め方
受益者負担金は、5年間分割して納めていただくことになります。また、一括納付することもできます。
納付方法
- 全額一括納付 … 1年目の第1期に全額納付
- 1年一括納付 … 1年分を第1期に5年間で納付
- 各期毎納付 … 1年4回5年間20回で納付
納期
納期は下記のとおりです。
第1期 | 6月末まで |
---|---|
第2期 | 8月末日まで |
第3期 | 10月末日まで |
第4期 | 翌年1月末日まで |
月末が土曜日・日曜日・祝日・祭日の場合は、金融機関の翌営業日となります
納付は納入通知書裏面に書かれている小松市内の指定金融機関、小松市役所、小松市役所南支所、小松駅前行政サービスセンターにて納めることができます。
納付金額の例
(例) 受益者負担金が175,200円(100坪)の場合
納期 &年数 |
第1期 (6月) |
第2期 (8月) |
第3期 (10月) |
第4期 (1月) |
合計 (年額) |
---|---|---|---|---|---|
1年目 | 8,800 | 8,800 | 8,800 | 8,800 | 35,200 |
2年目 | 8,900 | 8,700 | 8,700 | 8,700 | 35,000 |
3年目 | 8,900 | 8,700 | 8,700 | 8,700 | 35,000 |
4年目 | 8,900 | 8,700 | 8,700 | 8,700 | 35,000 |
5年目 | 8,900 | 8,700 | 8,700 | 8,700 | 35,000 |
(注意)一括納付報奨金について
「全額一括納付」または「1年一括納付」で負担金を前納すると、一括納付報奨金が交付され、受益者負担金が割引となります。
お問合わせ先
小松市役所 料金業務課 電話番号0761-24-8097
更新日:2023年12月01日