石川県小松市 子供歌舞伎「勧進帳」実行委員会
平成11年より開催されている「全国子供歌舞伎フェスティバル in 小松」にて、第1回より、小松ゆかりの歌舞伎「勧進帳」を上演しています。 毎回出演者を募り、オーディションで選ばれた小・中学生が役者や口上を務めます。 12月末より上演成功へ向けた約 4ヶ月間の稽古を重ね、晴れの舞台に挑みます。長唄と囃子方は、応募のあった市内小学生をはじめ、こまつ歌舞伎未来塾「こまつ邦楽舞踊教室」のメンバーや小松市立高等学校邦楽部の方たちで編成。出演者を盛り立てる後見やツケ打ち、メイクや着付けなどの裏方にも市民ボランティアが加わり、「歌舞伎のまち」の市民による「勧進帳」を上演します。
歌舞伎十八番の内 勧進帳
令和5年5月4日(木曜日・祝日)上演の様子
令和5年5月5日(金曜日・祝日)上演の様子
兄頼朝に追われる身となった源義経は、弁慶をはじめとしたわずかな家来を連れて、奥州藤原氏に身を寄せるため、北陸路を急ぎます。一方、頼朝は奥州までの至る所に関所を設け、義経を捕らえようとします。
道中、「安宅の関」に差し掛かった一行は、関守の富樫に見とがめられますが、ありあわせの巻物を「勧進帳」として読み上げ、富樫による詰問を切り抜けます。さらに弁慶は疑いを晴らそうと金剛杖で義経を激しく打ち付けます。主君を助けようとする弁慶の姿に心を打たれた富樫は、義経一行と知りつつも関所の通行を許します。
弁慶、義経、そして富樫の三者がおりなす「智・仁・勇」の感動の物語。八百年もの時を超えて、なお日本人の心をつかんで離しません。
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更新日:2023年12月26日