宅地の評価の流れ

更新日:2023年12月01日

評価額は、固定資産評価基準に基づき、売買実例価額をもとに算定した正常売買価格を基礎として求めます。 正常売買価格とは、当事者間の事情等(売り急ぎや買い急ぎ)や将来における期待価格など正常でない条件による部分を排除して、その資産自体の本来の価値を適正に反映した価格です。この正常売買価格を求めるに当たって、小松市では地価公示価格、都道府県地価調査価格及び鑑定評価価格を活用しています。 また、平成6年の評価替えから、宅地の評価は、地価公示価格の7割を目途に均衡化・適正化を図っています。

宅地の評価方法

1.用途地区・状況類似地域の区分

道路・家屋の疎密度・公共施設等からの距離その他宅地の利用状況の便を考慮して地区、地域を区分します。

2.主要な街路の選定

上記「用途地区・状況類似地域の区分」によって区分した各地域ごとに、最も代表的で評価拠点としてふさわしい街路を主要な街路として選定します。

なお、「街路」とは、通常道路の一部である交差点から交差点までをいいます。

3.標準宅地の選定

「2.主要な街路の選定」によって選定した主要な街路に沿接する宅地のうち、奥行、間口、形状等の状況が当該地域において標準的と認められるものを標準宅地として選定します。

4.標準宅地の適正な時価の評定

選定された標準宅地について、地価公示価格、都道府県地価調査価格及び不動産鑑定士等による鑑定評価から求められた価格等を活用し、これらの価格の7割を目途として、標準宅地の適正な時価を評定します。

5.主要な街路の路線価の付設

主要な街路の路線価は、主要な街路に沿接する標準宅地の単位面積当たりの適正な時価に基づいて付設します。

6.その他の街路の路線価の付設

主要な街路の路線価を基礎とし、主要な街路に沿接する標準宅地とその他の街路に沿接する宅地との間における街路の状況、公共施設等の接近状況、家屋の疎密度その他の宅地の利用上の便等の相違を総合的に考慮して付設します。

市内の路線価は全国地価マップで確認することができます。

7.各筆の宅地の評価額を算定

各筆の宅地の評価額は、路線価と地積をもとに、間口、奥行及び形状等に考慮して算定します。(各補正率は固定資産評価基準に定められています。)

(例)
評価額=地積×路線価×間口補正率×奥行き補正率×形状等による補正率

(注意)地積は原則として登記簿に登記されている地積となります。

この記事に関するお問い合わせ先

税務課(資産税土地)

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石川県小松市小馬出町91番地
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