更新日:2020年04月16日

尾小屋鉱山の仕事をもう少し詳しく

尾小屋鉱山は、採鉱、選鉱、製錬を行った鉱山で、およそ300年の歴史があります。日本有数の銅山として知られ、昭和30年頃(c.1955)に最盛期を迎えました。

ここでは、鉱山の仕事(=鉱業)に関することをもう少し詳しくご紹介します。

尾小屋鉱山資料館入口看板

六角柱に成形した「カラミ」を用いた石垣をイメージした、資料館入口付近の様子

鉱業について

「鉱業」とは、鉱石や石炭などの地下資源を取り出す産業を指します。「鉱業法」では、「鉱物の試掘、採掘及びこれに附属する選鉱、製錬その他の事業」と定義されています。

鉱山では一般的に、金、銀、銅、鉄などの金属を含む鉱脈や鉱石を採掘し、選鉱し、製錬するという仕事があります。

鉱業は、英語でminingで、読みは「マイニング」です。鉱山はmineで、読みは「マイン」です。そのため、尾小屋鉱山にある坑道は「尾小屋マインロード」と名付けられています。

「採鉱(さいこう)」「選鉱(せんこう)」「製錬(せいれん)」の意味は、それぞれ、次のとおりです。
採鉱=鉱山から鉱石(粗鉱(そこう))を掘り出すこと。
選鉱=粗鉱から不用な鉱物を取り除いて精鉱(せいこう)にすること。
製錬=精鉱から目的とするもの(金属など)を抽出すること。

鉱石

人間の経済活動にとって有用な鉱物を鉱石と呼びます。

以下、尾小屋鉱山で採掘されていた主な鉱石を紹介します。

黄銅鉱(おうどうこう)

銅をとるための鉱石の一種。尾小屋鉱山で最も多く産出された鉱石です。
尾小屋鉱山では、黄銅鉱など、銅になる鉱石を製錬(せいれん)して、粗銅(そどう)にしていました。

黄銅鉱の写真

黄銅鉱

粗銅の写真

製精錬してできた「粗銅」

写真は、左が「黄銅鉱」、右が「粗銅」です。
採鉱・選鉱・製錬を経て、銅含有率98%の粗銅をつくっていました。
 

 なお、尾小屋鉱山では、銅以外の鉛・亜鉛・硫化鉄については、選鉱まで行って、精鉱を関連会社へ送っていました。

方鉛鉱(ほうえんこう)

鉛を取るための鉱石。

方鉛鉱の写真

方鉛鉱

閃亜鉛鉱(せんあえんこう)

亜鉛を取るための鉱石。尾小屋鉱山では方鉛鉱よりも多く産出されました。

閃亜鉛鉱の写真

閃亜鉛鉱

硫化鉄鉱(りゅうかてっこう)

硫酸や硫安(農業用化学肥料)の原料となった鉱石。

硫化鉄鉱の写真

硫化鉄鋼

採鉱

採鉱とは、鉱山などから鉱石を採取する作業です。

その作業は、「坑内掘り」と「露天掘り」に大別され、尾小屋鉱山は、坑内掘りです。

選鉱

選鉱とは、有用鉱物を無価値成分から分離し回収する操作のことです。わかりやすく言うと、採掘した鉱石を有用鉱物と不用鉱物とに分ける作業です。

製錬

製錬は、鉱石から金属を取り出すことです。

関連施設

基本情報

石川県立尾小屋鉱山資料館
住所 石川県小松市尾小屋町カ1-1
電話 0761-67-1122
休館日 水曜日(祝日の場合、開館)、祝日の翌日(土日祝日は開館)
12月1日~翌年3月24日(冬期休館)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料

資料館とマインロード(坑道)の共通です。

一般 500円
団体(20名以上) 400円
高校生以下は無料

小松ミュージアムパス(年間券、1週間券、シニア券)が使えます。

交通 JR小松駅より車で約30分
小松インターチェンジより車で約40分
小松空港より車で約40分
(国道8号から東山インターチェンジで国道416号に入り大倉岳スキー場へ直進。大倉岳スキー場駐車場の直前。)
駐車場 普通車約20台(大型バス駐車可)

その他

この記事に関するお問い合わせ

石川県立尾小屋鉱山資料館

〒923-0172 石川県小松市尾小屋町カ1-1

電話・ファクシミリ 0761-67-1122