更新日:2023年01月24日

東京都/NPO法人 日本伝統芸能振興会 伝創館こども歌舞伎

伝創館こども歌舞伎は、平成十七年より都内の小学生を中心に活動しております。毎週末、東京八丁堀の稽古場で、日本舞踊・立廻り・礼法・発声の基礎稽古に加え、年に二回の公演に向けた演目の稽古に励んでいます。子どもたちは本格的な歌舞伎の稽古を通して基礎技術だけでなく、先生方、先輩方をはじめとする舞台に関わるすべての人への礼儀を学び、舞台を創りあげる一員としての責任や喜びを経験しています。

「伽羅先代萩」足利家奥御殿の場

(「めいぼくせいだいはぎ」あしかがけおくごてんのば)

「伽羅先代萩」は、仙台藩の御家騒動「伊達騒動」に材を取った作品です。今回は「奥御殿の場」を義太夫狂言にて上演いたします。お家の乗っ取りを企む家臣から幼い主君を守るために我が子の死に目にも毅然とした態度をとるも、敵を退けた後は悲嘆にくれる政岡の心の動きにご注目ください。

《あらすじ》

家老仁木弾正一味のたくらみで、足利家の当主頼兼は隠居、跡取りの鶴千代も命を狙われています。
鶴千代の乳母政岡は幼い主君を守るために「鶴千代君は病である」と偽って、息子千松と共に奥御殿にこもって食事もままならぬ日々を過ごしています。
ある日、弾正一味の栄御前が菓子を持って見舞いにやってきます。毒入りと疑いつつも位の高い客人の見舞いの品を拒むこともできず政岡が困っていると、千松が横から菓子を奪って口にして苦しみだします。栄御前に従う八汐は毒殺の露見をおそれてとっさに苦しむ千松に懐剣を突き立てて…。

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