群馬県前橋市/美登利会
群馬県の前橋市で、初代若柳吉駒が昭和12年に子ども達のためにはじめた日本舞踊の会です。平成8年より二代目若柳吉駒、平成29年より現在の三代目若柳吉駒が継承しています。設立時より春に舞踊公演を開催し、太平洋戦争下と最近のコロナ禍による休演は余儀なくされましたが、回を重ねて今年で79回を迎えました。通常の日本舞踊のお稽古以外に、群馬県や前橋市が主催する、子ども達に日本舞踊を体験する事業にも永年協力して伝統文化を伝えています。
歌舞伎舞踊 長唄「雨の五郎」
(かぶきぶよう ながうた「あめのごろう」)
1841年(天保12)7月、江戸中村座初演「八重九重花姿絵」という九変化舞踊の一つ。三升屋二三治作詞、杵屋六左衛門作曲。曽我兄弟の仇討ちは「曽我物語」として歌舞伎の演目も沢山あります。兄が十郎、五郎は弟です。五郎には「化粧坂の少将」という恋人がいました。今回はそのお使いの禿が登場します。仇討ちに向けた勇ましい心を表現する豪快で華麗な歌舞伎舞踊です。
歌舞伎舞踊 長唄「手習子」
(かぶきぶよう ながうた「てならいこ」)
1792年(寛政4)4月、江戸・河原崎座初演。「杜若七重の染衣」という七変化舞踊の一つ。増山金八作詞、初世杵屋正次郎作曲。寺子屋の帰り道、日傘と草紙を手にした町娘の踊りです。今回は妹分の花摘娘も踊ります。春の野で蝶々とたわむれたり、おませな気持ちを語るくだり、梅の花笠で舞う所作へと続く、可憐で華やかな歌舞伎舞踊です。
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更新日:2023年01月24日