更新日:2022年08月29日

大雨災害後のこころと身体のケアについて~災害を経験した皆さまに知っておいていただきたいこと~

被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

突然の自然災害で被害を受けられると、人の心と身体には次のようなさまざまな変化が起こりうること、それを少しでも乗り越えやすくするために知っておいていただきたいことをまとめてみました

目次

起こりやすい症状 ~ 例えば災害前に比べて…

「眠れない」「何もないのにドキドキする」「不安が強い」「誰とも話す気にならない」
「涙もろい」「身体の調子が悪い・だるい」「イライラする」
 

これらは「日常とかけ離れた大変な出来事」に対する『正常な反応』です。
そして多くは時間がたつと自然に回復していくことが知られています。

今、少しでも乗り越えやすくするために・・・

  1. 休息を取りましょう
      眠れなくても、横になるだけでも休まります
  2. 食事や水分を十分に取りましょう 
    お酒やカフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶等)の取りすぎにはご注意を
  3. お互いに声をかけあいコミュニケーションを取りましょう
     心配や不安を一人で抱えないよう、周りの人と話しましょう

 

つらい気持ちは『治す』というより、『支え合う』ことが大切です。
「症状が長引いている」などと感じたら、無理をなさらず相談先へお気軽にご相談ください

子どもに現れやすい変化と対応方法

  • 赤ちゃん返りをする
      一緒にいる時間を増やしましょう
  • 甘えが強くなる
     抱きしめるなどのスキンシップを増やしましょう
  • わがままを言う。ぐずぐず言う。
  • 反抗的になったり乱暴になったりする
    子どもが話すことは、否定せずに聴いてあげましょう。ただし、話したくないときは無理にききださないようにしましょう

高齢者に現れやすい変化

  • 毎日の生活に充実感がない
  • これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  • 以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる
  • わけもなく疲れたような感じがする

高齢者総合相談センターにご相談ください

相談先について

まずはあなたのご都合の良い方法でお話を聞かせてください

電話での相談、直接お会いして相談(日時や場所は相談に応じます)いずれでも良いです。

電話での相談

被災された住民のためのメンタルヘルスに関する相談

大雨による災害被災者のための心と健康の相談ダイヤル(国の専用ダイヤル)」

健康不安に関する相談など

連絡先:0120-200-826  (フリーダイヤル:無料で利用可能)
受付時間:平日10時~17時 (土日祝日を除く)
対象者:被災された住民の方 (事業者、労働者及びその家族等)

 

こころの不調などメンタルヘルス全般に関する相談

「石川県こころの相談ダイヤル」

連絡先:    076-237-2700(通話料がかかります)
受付時間:24時間 365日受付しています
対象者:    どなたでも

対面での相談

まずはお気軽にご連絡ください

『こころの相談』

  • 気分が落ち込んだり、眠れないことがある・・・
  • どこに相談したらよいかわからない、少し話を聞いて整理したい・・・など

相談対応:心理相談員
日時:ご相談に応じて対応できます
相談場所:すこやかセンター等 (場所もご相談に応じます)

 

相談・予約先: 小松市いきいき健康課(すこやかセンター内)

電話番号:0761-24-8161

周囲を支えてくださっている方へ

少しでも役に立ちたいとの思いから、普段以上に気負ったり、無理を重ねることがあります。人を支えている人にも、ストレス反応が起こることがあります。

 

【ストレスチェック】 チェックしてみましょう

□物事に集中できない □頭痛がする □よく眠れない □不安が強い

□すぐ腹が立ち、人を攻めたくなる □落ち込みやすい □何をしても面白くない

 

休む時間があまり取れなくても、できるだけほっとする時間を持つようにしましょう。それでも症状が長引くようなら、かかりつけ医や身近に相談できる人に相談するようにしましょう。

参考:内閣府・厚生労働省HP

この記事に関するお問い合わせ先

いきいき健康課

〒923-0961
石川県小松市向本折町へ14-4(すこやかセンター内)
生活習慣病対策担当 電話番号: 0761-24-8056 ファクス:0761-21-8066
地域・健康づくり担当 電話番号: 0761-24-8161 ファクス:0761-21-8066
母子保健担当 電話番号: 0761-21-8118 ファクス:0761-21-8066
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