更新日:2022年05月02日

子宮頸がん(HPV)ワクチン キャッチアップ接種について

目次

子宮頸がんワクチンはこれまで個別通知を差し控えていましたが、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められました。

個別通知を控えていたため、平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女性の中に、通常の定期接種の対象(小学校6年~高校1年相当)の期間に接種を逃した方がいます。

まだ接種を受けていない方に、あらためて、子宮頸がんワクチンの接種の機会を提供するため、下記の対象者にキャッチアップ専用の接種券兼予診票を送付します。

 

子宮頸がんワクチンについて

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がん等を発症します。HPVは100種類以上の遺伝子型がありますが、子宮頸がんの約50~70%は、HPV16型、18型の感染が原因とされています。子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができるといわれています。

子宮頸がんワクチンの接種にあたっては、厚生労働省のリーフレットを読み、かかりつけ医等と相談した上で、その有効性と接種による副反応が起こるリスクを十分に理解してから接種するようにしましょう。

対象者

次の2つを満たす方が、キャッチアップ接種の対象者となります。

  • 接種時点で小松市に住民票がある、平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女性
  • 過去に子宮頸がんワクチンの接種を合計3回受けていない。

※平成18年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの方で、高校1年生相当の間に3回の接種が終わらなかった場合、令和7年3月31日までキャッチアップ接種として接種ができます。ただし、キャッチアップ接種には専用の接種券兼予診票が必要です。

接種期間

令和4年4月1日~令和7年3月31日まで

接種回数

対象者1人につき合計3回の接種

  • 過去に自費又は定期接種に関わらず、1回又は2回接種した後、接種を中断されていた方は残りの回数を接種してください。

発送時期

接種には必ずキャッチアップ専用の接種券兼予診票が必要です。対象者の方には、5月初旬に接種券兼予診票を送付しました。

ワクチンの種類・接種間隔

ワクチンは2種類あり、接種するワクチンにより接種間隔が異なります。

接種間隔
  サーバリックス【2価ワクチン】 ガーダシル【4価ワクチン】
2回目

標準:1回目から1か月

(1回目から1か月以上)

標準:1回目から2か月

(1回目から1か月以上)

3回目

標準1回目から6か月以上

(1回目から5か月以上かつ

2回目から2ヵ月半以上)

標準:1回目から6か月以上

(2回目から3か月以上)

( )内の期間は、国で定められているものです。

(注意)

  • 新型コロナワクチンとの接種間隔は、2週間あける必要があります。
  • 過去に接種したことがある方はその時と同じワクチンで接種を完了してください。
  • 3回目の接種から受ける方は、上記の接種間隔をすべて満たすことを確認の上、できるだけ早く接種を受けてください。

国の方針で子宮頸がんワクチンの個別接種を控えていた平成25年から令和3年度の間に無料の接種機会を逃した方が、自費での接種をされていた場合には接種費用の払い戻しを行います。

対象者

以下のすべてに該当する方

  • 平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女性
  • 令和4年4月1日時点で小松市に住民登録がある(あった)方
  • 高校1年生相当の年の3月31日までに定期接種において3回の接種を完了していない方
  • 払い戻しを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない方
  • 高校2年生相当の年の4月1日から令和4年3月31日までに日本国内の医療機関で「組換え沈降2価HPVワクチン(サーバリックス)」または「組換え沈降4価HPVワクチン(ガーダシル)」の任意接種を受け、実費を負担した方

※令和4年3月31日までに「組換え沈降9価HPVワクチン(シルガード9)」を1度でも接種された場合は、いきいき健康課(すこやかセンター内)母子保健担当までお問い合わせください。

助成額・回数

助成額・回数
ワクチンの種類 接種1回あたりの助成額(上限額) 助成回数
組換え沈降2価HPVワクチン(サーバリックス) 16,600円 3回まで
組換え沈降4価HPVワクチン(ガーダシル) 16,600円 3回まで

※接種費用が助成額に満たない場合は、接種費用の額

※小松市任意予防接種費の助成や他市で接種費用の助成を受けた接種費用は、助成額を引いた額を支払います。ただし、助成額を証明できない場合は、市の規定額を支払います。

申請期限

令和5年3月31日まで

助成の手続きについて

以下を準備いただき、いきいき健康課(すこやかセンター内)へ来所していただくか、郵送にて申請してください。

  1. 申請書(PDFファイル:142.3KB)
     
  2. 接種費用の支払いを証明する書類(領収書および明細書等)
    ※接種日、ワクチン名、ワクチン毎の料金、医療機関名が記載されているもの(原本に限ります)
    ※上記を提出できない場合は、市の規定額を支払います。
     
  3. 接種記録が確認できる書類(母子健康手帳の写し等)
    上記がない場合には、医療機関が発行する証明書(PDFファイル:69.1KB)に代えることができます。
     
  4. 振込口座の通帳のコピー(金融機関名、支店等、口座番号、口座名義人がわかるもの)

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この記事に関するお問い合わせ先

いきいき健康課

〒923-0961
石川県小松市向本折町へ14-4(すこやかセンター内)
生活習慣病対策担当 電話番号: 0761-24-8056 ファクス:0761-21-8066
地域・健康づくり担当 電話番号: 0761-24-8161 ファクス:0761-21-8066
母子保健担当 電話番号: 0761-21-8118 ファクス:0761-21-8066
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