木場潟浮島プロジェクト
発泡セラミックスと間伐材を活用した「人工浮島」による水質浄化システム実証実験
木場潟の水質汚濁の原因の1つである水中の窒素、リンを除去するため、人工浮島を活用し、発泡セラミックスを使った調査・研究を平成25年度より大学、企業、市民団体、行政が連携して実施しています。平成28年6月1日には木場潟西園地付近に10基連結させた人工浮島を設置しました。



人工浮島の機能
水質浄化
- 水中に係留した発泡セラミックスがろ過材として機能。
水中から富栄養化源を吸着させて、定期的に回収・交換。 - エアレーションで水を循環させて富栄養化減の除去効率をUP。
再生エネルギー
- 浮島上に太陽光パネルを設置。
自然エネルギーを有効活用して、水を動かす動力源に。
生態保全・植生
- 植生はセリ、チドメグサ、ミズアオイ、ミゾソバ、カヤツリグサ、ショウブ、コウホネ、フトイを植栽。
- 水面下は魚類の餌場・住処、浮島の上は野鳥の休憩場所に。
水の中から浮島の上まで生態系を形成。
農業活用
- 窒素、リンが吸着した発泡セラミックスは、土壌改良材として農地還元を検討。
プロジェクトメンバー
小松精練株式会社、株式会社トーケン、東亜電機工業株式会社、JA小松市、こまつ環境パートナーシップ、小松市自然保護協会、木場潟再生プロジェクト、(公財)木場潟公園協会、金沢大学、石川県立大学、石川県、小松市
今後の予定
設置後約1年をかけてデータ収集、分析・検証を行い、構造や機能の向上を図る研究を行います。
- この記事に関するお問い合わせ先
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環境推進課(環境)
〒923-8650
石川県小松市小馬出町91番地
電話番号: 0761-24-8067 ファクス:0761-23-6404
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更新日:2018年12月21日