更新日:2021年08月25日

九谷焼(くたにやき)伝統工芸(でんとうこうげい)

九谷焼(くたにやき)は、色絵(いろえ)で描(えが)かれた焼(や)き物(もの)のことで、世界(せかい)に自慢(じまん)できる伝統工芸(でんとうこうげい)です。黄(き)・緑(みどり)・紺(こん)・紫(むらさき)・赤(あか)の「九谷五彩(くたにごさい)」と呼(よ)ばれる美(うつく)しい色使(いろづか)いが特徴(とくちょう)です。
小松(こまつ)には九谷焼(くたにやき)を作(つく)っている立派(りっぱ)な職人(しょくにん)がたくさんいます。中(なか)でも重要無形文化財保持者(じゅうようむけいぶんかざいほじしゃ)(人間国宝(にんげんこくほう))に指定(してい)された三代徳田八十吉(さんだいとくだやそきち)さん、吉田美統(よしたみのり)さん、文化勲章(ぶんかくんしょう)を受賞(じゅしょう)した二代浅蔵五十吉(にだいあさくらいそきち)さんが特(とく)に有名(ゆうめい)です。
徳田(とくだ)さんは、五色(ごしょく)の色(いろ)そのものの美(うつく)しさを表現(ひょうげん)した作品(さくひん)を、吉田(よした)さんは金箔(きんぱく)を使(つか)った作品(さくひ)んを、浅蔵(あさくら)さんは素地(そじ)を彫(ほ)ったり盛(も)り上(あ)げ、深(ふか)くて渋(しぶ)い色絵(いろえ)を使(つか)った作品(さくひん)を作(つく)り、海外(かいがい)でも高(たか)く評価(ひょうか)されています。

「耀彩壷」三代徳田八十吉作

「耀彩壷(ようさいつぼ)」三代徳田八十吉作(さんだいとくだやそきちさく)

「釉裏金彩線文大皿」吉田美統作

「釉裏金彩線文大皿(ゆうりきんさいせんもんおおざら)」吉田美統作(よしだみのりさく)