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発見!日本最古 八日市地方遺跡出土の「柄付き鉄製鉇(やりがんな)」

発見!日本最古 八日市地方遺跡出土の「柄付き鉄製鉇(やりがんな)」

 先般、大きなニュースが飛び込んできました。北陸新幹線建設にともなって公益財団法人石川県埋蔵文化財センターが発掘調査を進めていた八日市地方遺跡から、日本最古となる柄(え)がついた状態の鉄製鉇(ヤリガンナ)が発見されたのです。

やりがんな出土状況写真
柄付き鉄製鉇の出土状態(写真提供:石川県埋蔵文化財センター)


発見された「柄付き鉄製(やりがんな)」

 (以下、「ヤリガンナ」と標記します)とは、木材の表面を削る工具の一種です。今回発見されたものは、木製の柄がついた状態で出土したもので、全長は16.3cm、柄の長さは13.9cmをはかります。グリップエンドは直径3.5cmの美しい円形で、強いカーブを描いてくびれ、斜め格子の文様を彫り込んだ装飾の帯がめぐります。見た目にも美しく、貴重な道具への思いが伝わってきます。
 ヤリガンナの刃部は先のとがった三角形で、両辺に刃がついています。取り付け方法は、柄の上半部を二枚合わせにして薄い鉄製ヤリガンナをはさみ込み、テープ状に加工した桜の樹皮を巻き付けて固定しています。X線写真で観察した結果、樹皮の下にはさらに糸巻きでしっかりと固定していることがわかっています。

やりがんな写真
写真提供:石川県埋蔵文化財センター 

八日市地方遺跡とは?

 
 八日市地方遺跡は、小松駅の東側にひろがる15万m2を超える大きな遺跡です。平成5年から行われた小松市の調査で、今から2400~2100年前(弥生時代中期)に栄えた北陸地方を代表する拠点集落であることがわかりました。
 小松市が所有する膨大な量の出土品の内、1,020点が国の重要文化財に指定されています。(詳しくはこのHP内の紹介ページをご覧下さい)
 
YKJmap
八日市地方遺跡出土品集合写真
小松市所蔵八日市地方遺跡出土の重要文化財指定品(撮影:小川忠博)