CSS3を利用できるブラウザでご利用ください。 Please Use Web Browser support for CSS3. ( >= Firefox3.5 Safari4 Opera10)

重要文化財 八日市地方遺跡出土品

重要文化財 八日市地方遺跡出土品

重要文化財 八日市地方遺跡出土品

八日地方遺跡出土品集合写真
                                             (撮影:小川忠博)
重要文化財 八日市地方遺跡出土品とは
 八日市地方遺跡は、小松市日の出町・八日市町地方・こまつの杜地内(現在のJR小松駅東側一帯の約15ha)に所在し、昭和5年(1930)に2個の磨製石斧の出土により発見された、北陸地方を代表する弥生時代中期の大規模な集落遺跡です。集落は、標高約1.5mの沖積平野に立地し、掘立柱建物、平地式建物、方形周溝墓、多重の環濠などが展開することがわかっています。

●埋蔵文化財発掘調査

 小松市教育委員会によって、平成5年度(1993)~平成12年度(2000)には小松駅東土地区画整理事業に伴う調査(調査面積32,556平方メートル)が、平成18年度(2006)には共同住宅建設に係る調査(調査面積1,300平方メートル)が実施されました。以後も開発行為等に伴いその都度調査が行われています。


●八日市地方遺跡の出土品

出土品は、土器・土製品(コンテナバット約4,300箱分)、木器・木製品(約35,000点)、石器・石製品(コンテナバット約300箱分)、銅鏃、骨製品で構成されています。

土器では、在地の小松式土器に加えて、東海地方の大地式土器・貝田町式土器、信州地方の栗林式土器、さらには近江や瀬戸内地方などからの搬入品ないし模倣品が含まれており、広範な地域間交流をよく示しています。

生産関連で特筆されるのは、ヒスイ製勾玉と碧玉製管玉に関連する資料です。とりわけ、碧玉製管玉の製作に関しては、石鋸や石針といった製作道具も出土しており、管玉生産の実態を復元するうえで重要な資料です。また、木製の鍬・鋤・容器類についても製作工程を如実に示す良好な資料を含みます。

鳥形・魚形・武器形など木製祭祀具が豊富に出土しているとともに、銅鐸形土製品及び小型模造土器なども認められ、多様な形態の祭祀具を用いていた様子が窺えます。方形周溝墓からは祭祀用の土器や碧玉製管玉が出土しています。

 これら出土品のうち1,020点が、平成23627日に重要文化財に指定されました。

●代表的な重要文化財指定品の紹介

魚形木製品
把付磨製石剣
人形土製品  絵画土器
魚形木製品
(さかながた
もくせいひん)
【撮影:牛嶋茂】
把付磨製石剣
(つかつきませい
せっけん)
【撮影:牛嶋茂】
人形土製品
(ひとがた
どせいひん)

シカと狩人が
描かれた
絵画土器
(しかとかりゅうどが
えがかれたかいがどき)

  木製容器類・未成品 人面付土器 陽刻意匠板 匙
木製容器・成品と未成品
(もくせいようき・せいひんとみせいひん) 
人面付土器
(じんめんつきどき)
人物陽刻意匠板
(じんぶつようこく
いしょうばん)

(さじ)

   碧玉玉工程資料写真  メノウ製垂飾 獣形勾玉 装飾竪杵
碧玉製管玉工程資料と道具
(へきぎょくせいくだたまこうていしりょうとどうぐ)
【撮影:小川忠博】
メノウ製垂飾
(めのうせいすいしょく)
獣形勾玉
(じゅうけいまがたま)
竪杵
(たてぎね)
【撮影:寿福滋】
(小学館提供)

鳥形集合写真 武器形集合写真 土製品集合写真  石器集合写真
鳥形
(とりがた)
【撮影:小川忠博】

武器形と磨製石剣
(ぶきがたとませいせっけん)
【撮影:小川忠博】

土製品(人形・鳥形
・分銅形・銅鐸形)
(どせいひん(ひとがた・とりがた
・ふんどうがた・どうたくがた))
【撮影:小川忠博】
 
石斧類・石製円盤
(せきふるい・せきせいえんばん)
【撮影:小川忠博】
 

重要文化財指定品の紹介
出土品リスト凡例
●通番号は、重要文化財の指定番号を指す
●IDは、出土品整理番号を指す
●報告書記載番号の記載は、(報告書略名)-(図版番号)-(個別図版番号)を示す
●報告書名は、以下の3冊を指す
  I は『八日市地方遺跡 I 』2003年発行
  IIIは『八日市地方遺跡 III 』2008年発行
  F報告2は『まいぶん講座フォーラム報告2 弥生時代の北陸を探る-考証八日市地方遺跡とは-』
                                      2009年発行
●長さ・幅・厚さの数値はすべて現存(最大)値を示す
※遺物写真の無断転載・無断改変を禁じます。写真を利用する場合は小松市埋蔵文化財センターへお問合せの上、許可を受けてください。
遺跡紹介ビデオ